BMWバイクの特徴

BMWバイクは一般的なバイクの構造とは異なったモデルが多いのが特徴です。
一番の特徴は、ボクサーエンジンと呼ばれる縦置き水平対向エンジンを搭載している点にあります。バイクを後方から見るとシリンダーが左右に突き出した形をしています。この形によりエンジンから出る振動がとても少ないのです。また、この形はエンジンを冷却しやすく、ボディの重心を低く設置できるため走行時の安定感が増すメリットもあります。
シャフトドライブもBMWバイクの特徴の一つで、一部モデルを除き一貫してシャフトドライブを採用しています。その理由はパワーロスが少なく、メンテナンス性が高いからです。
カバーで守られているため、路面から跳ね上げられる小石や泥によってシャフトドライブが傷むことがないため、トラブルになりにくくなっています。また、シャフトドライブは加速すると浮き上がったように感じるデメリットがありますが、BMWのシャフトドライブはそのデメリットを抑えるシステムが組み込まれているため、ライダーの負担になりません。

BMWバイクの高い快適性能

バイク初心者にもおすすめのBMWバイク。その理由は快適性の高さにあります。
BMWはメーカーとしてもライダーが快適に長距離ツーリングできるようにシートの安定性や居住性などを考えて設計されてきました。
加速時のノーズアップ・ダウンがほとんどないため、長距離ツーリングでも視線の変化が少なく、疲れにくくなっています。低速トルクを重視した設計のため安定感が高く、コーナーリングもしやすいバイクです。
さらに防風効果の高いフルフェアリングは、風からライダーの体を守り疲労を軽減するだけではなく、ダウンフォースにより直進安定性も高める効果もあります。
ヒーターグリップが標準装備またはオプションで用意されているのも快適性のための一つでしょう。

BMWバイクの安全性について

BMWは快適性だけではなく安全性についても追及を行っています。今や義務化されたABSもBMWが1988年に市販車のK100RSに搭載しました。ブレーキング時にタイヤがロックされることを防ぐABSは、コストや重量の面で負担が大きく、メーカーだけではなくライダーからも嫌われていたため、普及が遅れた背景があります。そのため、他社がABSを搭載したのが2000年代に入ってのことですので、かなりのスピード感といえるのではないでしょうか。
ABS以外にもスリップを防ぐDTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)といった自動車に採用されている安全技術をBMWはバイクにも取り入れています。