エンジンオイルの役割

BMWバイクのオーナーとして、常に愛車の状態は把握しておきたいものです。
特に慣れてくると、エンジンオイルの交換もつい忘れがち。
そこで、愛車の重要な役割を担う、エンジンオイルにについて、まずは簡単に解説をしていきます。
エンジンオイルの主な役割は、皆さんご承知の通り、潤滑作用があることです。

潤滑作用とは、摩擦力や摩耗を低減させる特性の事で、金属同士の摩擦を軽減してくれます。
また、ピストンとシリンダーの間に作用することにより、気密性を保ち、爆発時のフケを防ぐ密閉作用もあるんです。
さらに、エンジンの内部を冷却するとともに、洗浄や防錆及び腐食防止など、エンジンにとって無くてはならないものです。

エンジンオイルの交換時期

私たちは、日常的に車やバイクを利用していますが、その構造については、意外に無頓着な方も多いようです。
例えば、エンジンオイルの交換ですが、いつ交換したのか、またいつ交換すればよいのか、ディーラーやショップ任せにしていませんか。
エンジンオイルの交換時期の目安は、半年に一度か走行距離3,000kmとされています。

っしかし、日延べするのではなく、どちらかタイミングの早い時期に、エンジンオイルを交換しなくてはなりません。
BMWバイクの場合、非常にち密な精密部品を使用しているため、BMW専用のカストロール製のエンジンオイルを使用します。
また交換の際には、必ず次の交換時期を、分かりやすい場所にメモっしておきましょう。

エンジンオイルを交換しないと ?

冒頭で解説したように、エンジンオイルはエンジン内の潤滑油として、停止している際にも常に効果が持続しています。
人体に例えるなら、唾液や涙、すべての関節の動きを滑らかにするため、ヒアルロン酸を含む関節液などが、潤滑作用をもたらしています。
エンジンオイルと同様、放置して汚れてしまったり、オイルが少なくなると、ごはんものどを通りません。

さらに、関節痛を引き起こし、まばたきもつらくなります。
エンジンオイルの場合、最悪エンジンの焼き付けを起こし、バイクを動かすことができなくなります。
また、快適な走行もできなくなるため、燃費が悪くなるほか、様々なトラブルを引き起こしてしまうんです。

エンジンオイル交換の際の注意点

エンジンオイルを交換する際には、ほかの個所のメンテナンスも忘れてはなりません。
例えばギアオイルの場合、2年以内に交換することが必要です。
また、ファイナルドライブオイルは、2年以内の交換または、走行距離 40,000kmとされています。

BMWバイクに乗られている方なら、BMW整備手帳に記載されていますので、こちらを参考になさってください。
そして、エンジンオイル交換の2回に一回は、オイルエレメントを交換すること。
オイルエレメントは、フイルターの役割を果たしているため、エンジンオイルだけを新しいものに交換しても意味がありません。