C400Xの仕様
BMWのスクーターであるCシリーズのC400X。新開発の350cc単気筒エンジンと新型フレームを採用したモデルです。
実際の排気量は349ccで日本だと中途半端な印象を受けますが、ヨーロッパの免許事情にあわせたものになっています。
ハンドルは丁度良いサイズになっていて左側のスイッチボックスにはメニュー操作やハザード、コントロールパネルを操作するダイヤが装備されていて、右側のスイッチボックスにはグリップヒーター、シートヒーターのON・OFFスイッチになっています。寒い季節には嬉しいグリップヒーターが標準装備です。
メーターはフルカラーの液晶モニターになっていて、Bluthoothでスマートフォンと接続できるオプション「BMW Motorradコネクティビティ」を追加すると、通話や音楽、ナビといったアプリが利用できます。
キーレスエントリーになっているので、ポケットやバッグにキーを入れておけばOK。左右のグローブボックスにはちょっとした収納ができるようになっており、右側には12V電源ソケットでスマートフォンを充電できるようになっています。
さらに日本仕様車はETCが標準装備です。
C400Xのデザイン
左右非対称のLEDツインライトが特徴的で、ここだけ見るとアドベンチャーバイクのようです。ウインドスクリーンは固定式でコンパクトですが、風から体を守る効果は高くなっています。
足回りはフロント15インチ、リア14インチになっていて、専用のブレーキは制動力が高く、ABSも搭載しているので濡れた路面でも心配ないでしょう。
C400Xの足つき
シート高は775mmと標準的な数値ですが、車体幅がある分、足つきは普通。一般的なスクーターよりもバイクに近いポジションなので比較的馴染みやすくなっています。
センタートンネル部分が高めなのでまたぐときに大変かもしれません。
C400Xの収納性
シート下のスペースは「BMWフレックスケースシステム」と呼ばれるものです。一見すると底が浅くて容量もなさそうに見えますが、ロックを外すと折りたたまれた蛇腹が下に広がる仕組みになっています。下方向に拡張するとフルフェイスのヘルメットも収納できるスペースが確保できるわけです。
蛇腹を広げると下部がタイヤに当たるので走行中は使用できません。停車時にヘルメットを収納するために使うという考え方です。蛇腹を広げているとエンジンがかからないため、戻し忘れるということはありません。