BMW F800GTの概要

BMW Fシリーズは、1994年モデルのF650が初めてのマシンとなります。
エンジンは、オーストラリアのロータックスとの共同開発で行われ、組み立てはイタリアのバイクメーカー、アプリリアが行っていました。
F650シリーズのモデルは、ST/GS/CSの4タイプで、2006年で生産を集票します。そして、そのFシリーズの後を引き継いだのがF800シリーズというわけです。

F800シリーズには、GT/S/ST/GS/Rの4タイプがあり、このうちBMW F800GTが、今回ご紹介するマシンとなります。
BMW F800GTは、スポーツツアラータイプで、2013年に初めておめみえします。
現在のところ、今回紹介する2018年モデルが最終モデルとなり、あっけない幕切れになったとはいえ、中古車市場ではまだまだ購入可能なマシンです。

BMW F800GT・2018年モデルの主な仕様

『BMW F800GT主要スペック』
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC 4バルブ 並列2気筒
排気量:798cc
最高出力:66kW(90ps)/8,000rpm
最大トルク:86N・m(8.7kgf・m)/5,800rpm
全長×全幅×全高:2175mm × 1280mm × 825mm
シート高:765mm
車両重量:212kg
燃料タンク容量:15.0L (燃料タンクリザーブ容量3.0L)
タイヤサイズ(前):120/70 ZR 17 チューブレス
タイヤサイズ(後):180/55 ZR 17 チューブレス
ボディカラー:ライト ホワイト/グラビティ ブルー メタリック マット/ブラック ストーム メタリック
盗難防止:システム イモビライザー
参考価格:税込み141万5,000円

BMW F800GTの特徴とは

BMW F800GTは、日本仕様車が存在したことから、数は少ないながらもレア的な存在で、周囲の注目を集める事も多かったマシンです。
シリーズ中で、ベルトドライブを採用しているのが唯一F800GTだけで、メンテナンスのやりやすさに定評がありました。
ベルトライブは、チェーンのように手間もかからず、メンテナンスサイクルが長いことから、コストパフォーマンスに優れています。

日本仕様車は、グリップヒーターとセンタースタンドが装備されており、パニアケースホルダーも標準装備と、かなりお得感がありました。
また、デュアルチャンネルABSで、安全面にも配慮されています。
タンク部分には、樹脂製のカバー装着されており、給油口が隠れていますので、タンクバッグの装着が簡単にできます。

魅力あふれるBMW F800GT

走行に関しては、大型カウルでハイスクリーンを装備しているため、かなり高い防風効果が見込めます。
特に秋から春先にかけ、風の冷たい時期のツーリングには、かなり役立つこと間違いなし。
長距離走行では、かなり疲れが軽減できるでしょう。
F800GTは、ミドルクラスのマシンとなりますが、日常生活で使いこなすには、大型クラスよりかなり使い勝手が良いはずです。

走行性能は問題なく抜群で、かかとまでぴったりと地面に着く足付きの良さもきっと、ご満足いただけるのではないでしょうか。
残念ながら、今回ご紹介する2018年モデルが、最終モデルとなりますが、中古市場ではさらに手軽な価格でお求めいただけます。