BMW K1600 GRAND AMERICAの概要
BMWが、初めて発売されたのは、1983年から発売された「K100」モデルからでした。
排気量は987cc、水冷縦置き4気筒エンジンを搭載し、それまで空冷水平対向2気筒一本やりだった、BMWバイクに新たな風を呼び込むことになります。
本来は、戦前から製造していたRシリーズを、置き換える予定で造られましたが、Rシリーズの需要も高く、結局併売されることになりました。
気筒数が変わったのは、排ガス規制や騒音問題をクリアするための措置です。
1995年には生産終了となりますが、の流れはK1100に受け継がれる事になりました。
その後、直列6気筒エンジンを搭載したK1600は、Kシリーズのフラッグシップモデルとして注目を集めることになります。
BMW K1600 GRAND AMERICA・2021年モデルの主な仕様
『BMW K1600 GRAND AMERICA・海外モデル主要スペック』
エンジン形式:水冷4ストローク並列6気筒DOHC4バルブ
排気量:1649cc
最高出力:118kw (160PS)/7,750rpm
最大トルク:175Nm/5,250rpm
全長×全幅×全高:2,565mm×1,000mm×1,560mm
シート高:750mm
車両重量:358kg
燃料タンク容量:26.5リットル(リザーブ容量4L)
タイヤサイズ(前):120/70 ZR17 チューブレス
タイヤサイズ(後):190/55 ZR17 チューブレス
変速装置/変速方式:オートマチックCVTシステム
ボディカラー:インペリアル・ブルー・メタリック/ホッケンハイム・シルバー・メタリック
標準装備:ハイウィンドシールド/エンジンガード/フットボード/リバースアシスタントシステム
/ナビゲーション対応装備付きオーディオシステム/バックレスト付きトップケース/イモビライザー
参考価格:350万8000円
BMW K1600 GRAND AMERICAの特徴
BMW K1600 GRAND AMERICAは、K1600Bをさらにゴージャスにした、アメリカンな印象をより強く与える仕上がりとなっています。
モデル名ともなっている、グランドアメリカが示すように、K1600 GRAND AMERICAは北米仕様を意識して作られたモデルです。
リヤセクションのベースとなっているのは、同じKシリーズのK1600GT/GTLで、これをベースとして低く構える車体を構築しました。
さらに、ロー&ロングのバガースタイルクルーザーとして、知られるK1600Bを基本ベースにしています。
超大型なK1600 GRAND AMERICAは、ゆったりとしたクルージングを楽しむのに最適で、ゆとり感のあるハンドルバーや電動スクリーンを始め、快適性を高めた仕様になっています。
BMW K1600 GRAND AMERICAの魅力
ゆったりとした快適な旅を楽しみたい方には、まさにK1600 GRAND AMERICAは、最適なマシンと言えるでしょう。
価格的には、高級乗用車を買える値段で、購入に際しては二の足を踏む方も多いかと思います。
しかし、その快適性は何物にも代え難く、ひとたび乗り心地を体験すれば、はるかかなた地平線まで、出かけようという気分にさせられます。
エンジンを保護する、プロテクションバーも標準装備で、リバースアシスタントにより、狭い駐輪スペースでのとりまわしも楽です。
ナビゲーション対応の、オーディオシステムも装備されており、ロングツーリングなどの際には、大きなアシストとなることでしょう。