BMW Rシリーズの概要
BMWバイクを愛車とている皆さんは、由緒正しいBMW Rシリーズのことをご存じでしょうか。
BMW通なら、BMWが初めてバイクを造ったR32モデルの名が、一番最初に思い浮かぶはずです。
R32モデルが誕生したのが、1923年のことですので、およそ100年近く経っていることになります。
脈々と受け継がれてきたRシリーズですが、第二次世界大戦を境に、戦前モデルと戦後モデル、そして近代モデルとに分けることができます。
Rシリーズで、いずれも共通しているのが、空冷水平対向2気筒エンジンと、シャフトドライブが基本です。
今回は、そんな息の長いRシリーズから、最新のHOTマシンである「BMW R1250GS」2021年モデルをご紹介していきます。
BMW R1250GSの主な仕様
『BMW R1250GS・2021年モデル主要スペック』
エンジン形式:空水冷4ストロークDOHC水平対向2気筒
排気量:1254cc
最高出力:136ps/7,750rpm
最大トルク:143Nm/6,250rpm
全長×全幅×全高:2,190mm×980mm×1,530mm
シート高:850/890mm
車両重量:256kg
燃料タンク容量:20リットル(リザーブ容量4リットル)
タイヤサイズ(前):120/70R19・チューブレス
タイヤサイズ(後):170/60R17・チューブレス
ブレーキ形式(前/後):Φ305mmダブルディスク/Φ276mmシングルディスク
ボディカラー:・ブラックストームメタリック/ブラック/アガットグレー
・アイスグレー
・ライトホワイト/レーシングブルーメタリック/レーシングレッド
参考価格:219万2,000円
BMW R1250GSの特徴
Rシリーズの血脈を受け継ぎながら、さらに進化し続けるGSモデル。
1254ccと大排気量ながら、世界に知らしめたアドベンチャーバイクの王道を歩んでいます。
まさしく、ビックバイクとなるBMW R1250GSは、その重量250kgを優に超える巨体でも、その走りはとてもスムーズです。
まさしく、冒険するにはピッタリのバイクで、大きめの石が転がる山道でも、多少をハンドルを支えるだけで、楽々走破してしまいます。
エンジンが、力強いのは当然のこととして、オンロードでもロングツーリングでも、その性能を十分に引き出すことができます。
シートヒーターも標準装備されており、電源用ソケット(12V)及び、USBソケット(5V/2.4A)にも対応しています。
新型BMW R1250GSの魅力はこれだ !
ニューモデルになり、新たな装備も追加されているため、千モデルと比べると、少し割高になっているところが気になるところ。
しかし、ずっしりとした重量と、安定した走行、そして充実した装備となれば、やはり納得せざるをえないでしょう。
今回新たに加わったモード機能は、どのような状況でも、快適な走行が楽しめるものです。
ロードは万能型の快適モードで、エコモードはレインに近いレスポンスを感じさせます。
そして、気持ちがアゲアゲの時は、ダイナミックモードで、車高を上げつつピッチングを抑制できます。
さらに、エンデューロモードでリアの車高が落ち、前後ともソフトになるため、悪路や山道でも安定走行で、まさに操ることに特化したマシンと言えるでしょう。